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  • 2014年7月2日
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カンボジアキャリアフォーラム2014が欧州商工会議所の主催で開催[社会]

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 カンボジアキャリアフォーラムと銘打った求職者向け企業説明会が、6月21、22日の二日間プノンペンのダイヤモンドアイランドで開かれ欧州と結びつきのある企業や欧州にベースを置く企業など60社以上企業 が参加し、多くの学生や求職者が訪れた。

 欧州商工会議所Emmanuel Menanteau所長は開催の挨拶で、「今回のキャリアフォーラムはカンボジアと欧州の商業分野、教育分野での協力関係を表すものである。カンボジアの教 育開発によって優秀な人材が輩出されることで彼らは様々な企業で働く機会を得られるほか、海外への留学という道も開かれている」と語った。

 カンボジア商業省のチュン・ダラ総務局長も、「カンボジア商業省にとって欧州商工会議所がこのようにキャリアフォーラムを開催することはとても 喜ばしいことである。このようなフォーラムが開催されることで学生や求職者は様々な企業から直接仕事の説明を聞くことが出来る」と語った。

 このフォーラムに日系のHR企業として唯一参加したCDLHRの担当者ANNA LENA TILL氏はファーラムに参加した目的を次の様に説明した。「私達CDLHRは日系のHR企業ですから当然日系企業に対しては幅広く対応してきました。しかし、CDLHRが起業した目的はカンボジアの人々に幅広く職を提供したいということです。そのためCDLHRでは日系企業担当だけでなく 中国企業、欧米企業向けにそれぞれ担当者を付けて対応しています。

このフォーラムは欧州商工会議所の主催ですので日系企業の参加は有りませんでしたが、州と結びつきのある企業や欧州にベースを置く企業が多く参加していますので、なるべく多くのカンボジアの人々に職を提供したいと考えている私たちにとってこのフォーラムへの参加は自然なものでした。欧州の企業との関係構築、そして欧州の企業に興味がある求職者の情報を収集することが出来る最適な機会だと思います」

 雇用の機会が均等とは言えないカンボジアでこのようなフォーラムがおこなわれ、企業そして求職者から注目されることで、徐々に雇用の機会が均等になり求職者それぞれの能力を企業が公平に評価する日が来るのかもしれない。
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