(c)Phnom Penh Post
ティア・バニュ国防相は、ノロドム・シハモニ国王より名誉ある権威「サムダッチ」の称号を与えられた。プノンペンポストが報じた。
国王令によると、その名誉は「平和、安定、独立、開発、そして民主主義保護への奉仕」に対するものであったという。ティア・バニュ国防相の新しい称号は、「Samdech Pichey Sena Tea Banh」と記される。
元クメール・ルージュの戦闘員でありながら、1993年の選挙後、カンボジア人民党統治の下で国防大臣へと出世したバニュ氏は首相と親密な関係にあり、反政府勢力に対して最も発言力のある人物の一人でもある。表面上は、政治的に中立であるカンボジア軍を率いているにもかかわらず、野党の抗議者に対して「抗議者の歯を打ち砕く」等の発言をした。
彼はフン・セン首相と彼の妻ブン・ラニーとともに、 「サムダッチ」という称号を持つ7人のうちの一人となった。(下院議長:ヘン・サムリン氏、内務大臣:ソー・ケーン氏、上院議長:サイ・チュム氏、王宮大臣:コン・サム・オル氏)故ソック・アン副首相と故チア・シム前上院議長もこの称号を得ていた。
声明の中で、バニュ氏は首相に感謝し、国家の「平和」と「政治的安定」を保証すると約束した。