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  • 政治
  • 2017年6月8日
  • カンボジアニュース

カンボジア地方選挙 透明性の勝利とアナリストが評価[政治]

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(c)Khmer Times

 アナリストらは、「今年の地方選挙の結果によって、政治における透明性がより増すだろう」と評価した。クメールタイムズ紙が報じた。

 独立系政治アナリストのミース・ナイ氏によると、「今回の地方選では、野党救国党(CNRP)がより多くの議席を獲得したが、これが現地の改善にすぐに結びつくかは明らかでない。しかし、CNRPが議席を獲得すると、議員の仕事はより透明性が増す。与党人民党(CPP)がCNRPの首長に圧力をかけたとしても、CNRPに投票した地区の人々が反応するだろう」と述べた。

 選挙監視団体NICFEC(Neutral and Impartial Committee for Free and Fair Elections in Cambodia)の理事は、「来月には上院議員選挙があるので、これはいい結果だ。多くの議員が自党に投票するため、野党はより多くの席を得るだろう。地方評議会の使命は、市民の利益に役立ち、中央政府の代理人として行動することであり、地方のニーズに対応する必要がある。 州知事は新しいCNRP首長に圧力をかけることはできない」と述べた。

 選挙管理委員会による暫定的な結果では、CNRPはシェムリアップ州コンポンチャム州、およびプノンペンで勝利し、482の地区で議席を獲得、一方CPPは22州で勝利し 1163の地区を獲得した。またクメール全国連合党は1議席を獲得している。

 また、有権者780万人のうち85%以上の投票率にも関わらず、脅迫や暴力、強要などはなく、公平で秩序高い選挙だったという。

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