(c)The Cambodia Daily
政府高官による汚職漏洩事件の背後にいるハッカーは4月13日、6月4日の地方選挙の有権者リストがハッキングに脆弱であると警告し、より安全なサイト運営を行うよう警告した。同ハッカーは、警告メールと共に、「重大な脆弱性」を修正する方法を掲載したYouTubeのリンクを送ったという。
同サイトを運営するカンボジア国家選挙委員会(NEC)の広報担当者は、「4月13日の朝、誰かがオンラインリストをハックしようとしたが、成功しなかった。現在はリストをオフラインにし、専門家が常駐しているため、リスクは少ないだろう。選挙当日もパスワードが自動的に切り替わるため、ハッキングすることはできない。同日のハッキングについては調査中だ」と述べている。
独立系選挙監視団体コムフレル(Committee for Free and Fair Elections in Cambodia=COMFREL)の代表は、日本とEUに、安全性強化のため技術的サポートを求めるよう促し、在カンボジアEU大使のジョージ・エドガー氏は、「警告の真実性についてコメントはできないが、代表団の技術専門家にフォローアップを依頼している」と語った。