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6日、国家選挙管理委員会(NEC)は記者会見を開き、3日前に選挙人名簿のWEBサイトへ不正アクセスをしたハッカーを特定するべく関係機関とともに動いていると発表した。クメールタイムズ紙は報じている。
記者会見でNECの広報官は、「選挙人名簿をオンライン登録する段階でハッキングの痕跡を発見した。ハッキングにより100万回の不正アクセスが同時に行われ、アクセス速度の著しい低下とページエラーが発生した」と話した。
現在復旧作業とともに、関係機関や日本人専門家の協力により犯人特定を急いでおり、ハッキングがカンボジア国内ではなく、海外から行われたものだという部分までの情報を掴んでいる。
独立系選挙監視団体コムフレル(Committee for Free and Fair Elections in Cambodia=COMFREL)のエグゼクティブディレクターは、「将来ハッキンググループが選挙結果を情報操作する恐れがある」と危惧した。
選挙人名簿に関する一連のトラブルに関して、国内で不満の声が高まっており、NECは1月22日~25日の5日間でこうした意見に対応し、2月12日に新たな選挙人名簿を公開する予定としている。