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米国大統領選で、ヒラリー・クリントン氏とドナルド・トランプ氏は8日投開票の米大統領選に向けて、有権者に対し地方遊説で最終盤のアピールを終えた。
民主党の候補者クリントン氏は、フランスのフランソワ・オランド大統領など数多くの推薦を受け、各新聞でも支持されているが、共和党の候補者トランプ氏は、フン・セン首相の支持がたった1つあることを喜んでいるとクメールタイムズ紙が報じた。
フン・セン氏は、ロイヤルポリスアカデミーでの講演で、「クリントン氏よりも急進的な億万長者の方が良い。トランプ氏はビジネスマンで、戦争を望んでいないのだから、彼が勝てば、世界情勢はより良くなる。クリントン氏がバラク・オバマ大統領の下で国務長官だったとき、シリアを攻撃するようにオバマ大統領に助言した。彼女が時期大統領になった場合、戦争が起こるだろう。また、クリントン氏が勝利した際は、米国と中国、そして、米国とロシアの関係は悪化する。しかし、トランプ氏が勝利すると、ロシア大統領のプーチン氏と良好な関係を築くだろう」と群衆に語った。
ある政治アナリストは、「クリントン氏が大統領になった場合、オバマ大統領の外交政策を踏襲することが予想され、アメリカとカンボジアの関係は今までとあまり変化は無いだろう。しかし、トランプ氏が大統領になった場合は予想不可能なため、多くの変更点があるかもしれない。トランプ氏は何をするか不透明である。ロシアについて話していたが、明確な方針を持っていないし、彼は世界に害を与えるのかもしれない」と語った。