カンボジア観光省は、欠勤続きまたは名簿上のみとなっている62人の公務員幹部を「幽霊公務員」として解職処分とした。同様の72人は無給で停職処分とした。
観光省人材開発部局局長のチア・チャンフン氏によれば、「処分された者のうち自ら名乗り出た者もいたが、他は法律違反として解職された」という。
ある非営利団体の代表は観光省の今回の取り組みを評価する一方で、「政府は職員に対し職務を全うさせ、わいろによる昇進などの贔屓や腐敗をなくすような制度作りに、より一層取り組むべきだ」と主張している。
カンボジアでは公務員の兼業が許されているため、きちんと出勤しない「幽霊公務員」が多いと見られている。