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  • 政治
  • 2014年7月16日
  • カンボジアニュース

謝罪しないと在カンボジアベトナム大使館報道官が再び伝える[政治]

 クメールクロムの国民たちは、在カンボジアベトナム大使館前にて再びデモを行うと警告しているが、在カンボジアベトナム大使館のトラン・バントン報道官は、カンボジア人には謝罪しないと再び発言した。この発言に対して、クメールクロムの国民と、カンボジア学生連合、一部のカンボジア国民たちは、報道官の発言はカンボジア人を軽蔑する態度だと反発を強めている。

 トラン・バン報道官はクメールクロムの土地について、「クメールクロムの土地は以前よりカンボジアの土地ではなく、ベトナムの土地である」と発言したが、この発言にクメールクロムの国民たちと一部の国民たちは激しく反発し謝罪を求める事態に発展した。しかし、トラン・バン報道官は、「絶対に謝罪はしない」と述べたので7月8日にはベトナム大使館前での抗議デモがおこなわれた。そしてデモ終了後にデモ参加者は、「ベトナム大使館の報道官から謝罪がない場合は7月16日に再びデモをおこなう」と警告していた。

 この一連の流れを受けてトラン・バン報道官、そして在カンボジアベトナム大使館がどのような対応を取るのか注目が集まっていたが、トラン・バン報道官は再び、「絶対に謝罪することはない」と伝えた。

 トラン・バン氏が再び謝罪する意志が無いことを伝えたことをうけて、クメールクロム協会は報告書を提出、報告書の中で次の様に述べている。「報道官はカンボジア人を軽蔑している。我々がデモをおこなう目的はクメールクロムの土地を求めることではなく、ベトナム大使館に対してカンボジアへの謝罪を求めることである」。
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