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労働職業訓練省が給与支給を月2回とする省令を施行してから2か月が経過した。衣服労働者はキャッシュフローは改善され、借り入れが減っているという。クメールタイムズ紙が報じた。
昨年10月、同省は全ての公的機関や民間企業、団体に対して、給与支給を2回に分ける省令を公布し、今年1月から施行された。
カンダール州タクマオ市に住み、月の家賃は40ドルの家に住む縫製工のスレイ・マリデンさんは、「2週間ごとに給料がもらえるので、欲しいものにもっとお金を使うことができます。私は何でも買うために給料日を待たなければなりませんでした」と話す。
同省の報告によると、カンボジア国内の工場の81%がこの省令を遵守しているという。
プノンペンの縫製工場で働くオック・サムシャンラダラさんは、「この制度のおかげで、他の労働者からお金を借りることに頼らなくてすんでいます」と話す。このような非公式な貸し手は、「ローンシャーク」と称され、一般的に月20パーセントの金利で50ドルから100ドルの範囲で資金を提供している。
スレイさんは、「食料や家賃の支払いの際に手持ちの現金が不足しているとき、結婚式や葬儀で現金が必要なときは、同僚から借りるのが最も簡単な方法です」と話す。
2年前から同僚の従業員に融資を提供し始めた匿名の貸し手は、「この制度の下では、顧客の数は減っています。それでも顧客は十分にあるので大丈夫です」と話した。