(c)Phnom Penh Post
10月5日、カンボジア外務省が発表した報告書によると、2016年最初の9か月間で600人のカンボジア人労働者が11か国から救出・送還された。
報告書によると、578人がビザ申請や地元当局との調整、法的支援や補償など、外務省による支援を受けたといい、毎年35%増のペースで増加している。
同省のスポークスマンは、「前年同期の送還者数は発表されてないが、2015年全体では573人。2016年は既に昨年の合計を上回っている」と述べる。
しかし、労働者人権団体セントラル(Center for Alliance of Labor and Human Rights=CENTRAL)の職員は、この報道に懐疑的で、「労働者がどこで何をしているかなどの情報は無く、外務省と領事館は助けられないと思う」と話す。
送還者数578人の内訳は、174人がベトナム、150人がマレーシア、133人がタイ、そしてインドネシアと中国からはそれぞれ57人と47人だった。