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日本へのカンボジアの輸出は、2018年第1四半期で急増し、昨年同期比15%増の3億9000万ドルに達した。クメールタイムズ紙が報じた。
一方、日本からのカンボジアの輸入は、日本貿易振興機構(NED)の発表によると、日本の貿易赤字が拡大し、1.7%減の8730万ドルとなった。
日本は主に衣類、履物、砂糖、魚介類を輸入している。また、少数ではあるが電子部品も購入している一方、カンボジアは主に日本から機械、自動車、エレクトロニクス、牛肉、鉄鋼、医薬品などを購入している。
カンボジア日本経営者同友会のイン・チャンニー会長は、「日本人投資家は軽工業と重工業の両方に投資し、また一部の投資家は、半導体、エレクトロニクス、自動車部品にも投資している」と語った。
また、同氏は「日本からの直接投資の流れは、産業の発展を助けるだけではなく、人的資本を構築するのにも役立っている」と述べ、また投資家にとって多くの非熟練労働力がカンボジアの最大の阻害要因であると付け加えた。
フン・セン首相は5月1日、プノンペン特別経済区での演説の中で、カンボジアに1億7000万ドルを投資したミネベアを賞賛し、「ミネベアの存在は、他国からの投資を増加にも役立つだろう。私たちの目標は、ミネベアのような工場をここに設立することである」と述べた。
カンボジア国立銀行によれば、カンボジアへの日本の投資は2016年に1億8500万ドルに上り、同国で3番目に大きな投資家となった。