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カンダール州の農業部の担当者は、野菜を中心とする農産物の基準と品質を向上させるための施設を州に設置すると発表した。クメールタイムズが報じた。
担当者によると、その施設は株式会社林田産業の現地法人、林田インダストリー(Hayashida industry co.,ltd)から資金提供を受けて操業を開始する予定だという。
同氏は、「州の農業部門が施設の運営を監督し、最初の段階では農家に対して契約農業として有機野菜を栽培するような取り組みを行なう」と語った。同省は現在、このプロジェクトをさらに発展させるため、日本国大使館とカンボジア商工会議所(CCC)に協力を要請しているという。
CCCの責任者は試験的プロジェクトであると語り、「この施設の運営がうまくいけば、より良質の農産物を生産できるようになり、他の地域にも多くの施設が設立されることになるだろう」と付け加えた。同施設で生産された農産物は、地元の市場に提供されることになるが、プロジェクトの次段階として、輸出を検討していくという。