日系のガス供給企業ガスワン・カンボジア(Gas One (Cambodia) Co.,Ltd.)が、ショッピングモールやボレイなどの大規模開発に対し、エンジニアリングサービスやソリューションを提供することで液化石油ガス(LPG)の使用量増加を目指し、今月28 日に事業を開始した。プノンペンポスト紙が報じた。
ガスワン・カンボジアは、オーストラリア、インドネシア、モンゴル、ベトナム、中国で事業を展開している日系エネルギー企業サイサンの子会社だ。
同社CEOによれば、同社最初のターゲット層は、カンボジアに建設計画を持つ日本人の顧客とデベロッパーだという。同氏は、「まだ調査段階にあるが、カンボジアにおけるLPG市場は拡大しつつあるように見える。日本のLPG市場は急速に縮小しているが、カンボジアでは年に約20%の成長率だ」と語った。
同社の株主でパートナーシップを結ぶ現地企業エネルギージャイアント・アンド・トレーディングの社長は、「我々は、今後5年間でLPG使用量が年に20~25%成長すると期待している」と話す。
ガスワン・カンボジアのLPGは1トンあたり680ドルで扱われる予定だ。