カンボジア 自動車市場のほとんどを中古車市場が占める中で、カンボジアいすゞ車販売会社「トリペッチいすゞセールス」は国内総生産(GDP)の伸びを理由に、自社の新モデル「D-Max Blue Power」の売り上げ見込みに自信を持つ。クメールタイムズ紙が報じた。
トリペッチいすゞセールス社長の前川敏章氏によれば、「国内GDPは急速かつ安定的に成長している。いすゞはカンボジアで3年以内に市場シェア10%、5年以内に30%を目指す」という。また、「カンボジアにもピックアップトラックは多いが、『D-MAX』は耐久性と技術面で差別化できる」と話した。
認可済みの自動車ディーラーが存在する一方で、カンボジアではグレーな販売店が車を大量販売しているという現状もある。そうしたグレーマーケットでは、出所不明であったり燃費に問題のある中古車がほとんどだ。カンボジア自動車連盟(CAIF)によれば、昨年の自動車輸台数は4万5000台で、そのうち新車は4000台のみだった。