(c)Phnom Penh Post
カンボジア最大のタバコ販売代理店の1つである、日本たばこ産業のグループ会社、JTインターナショナル(JTI)は、カンボジアタバコ産業協会(ATIC)に再び加わることを発表した。ただし、この再加入は、ATICが不法なタバコ販売及び偽造品対策に関するルールを遵守することが前提となっている。プノンペンポスト紙が報じた。
ATICは、先週の年次会議で違法なタバコ販売、偽造品、脱税商品など、業界を危険にさらす問題に取り組むために再編を決定した。
キャメル、ウィンストン、メビウスなどの各ブランドを生産するJTIのジェネラルマネージャーであるコーマック・オルーク氏は、「ATICに再加入することで、全会員が業界全体に利益をもたらす関連法令の遵守が約束される」と述べた。
また同氏は続けて、「タバコ製品の違法貿易は業界最大の課題だ。たばこ会社、産業界、公衆衛生上の問題など、国家経済に深刻な被害を与えている。業界として統一した意識と、政府の介入があれば、違法貿易に対抗する全ての人に利益をもたらすだろう」と述べた。
JTIは、法律があるにも関わらずタバコの警告ラベルが普及せずマークのないタバコが市場に氾濫し続けることが原因で、2016年中頃にATICとの提携を終了すると宣言していた。