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ゴールドタワー42の所有者、ヨン・ウー・カンボジア(Yon Woo Cambodia)は、5月12日に任意の請求申立てを受け付けると債権者、買主、賃借人に呼びかけた。
「プロジェクトの正常化に向け、関連する全ての請求を可能な限り円満に解決することが不可欠である」と同社の顧問弁護士を務めるHBSローの弁護士は述べ、ヨン・ウーは、プノンペンのインフラ環境改善のため、できるだけ早く問題を解決するよう最善の努力を尽くしていると話したとクメールタイムズ紙が報じている。受付けた全ての請求はケースバイケースで個別に検討され、任意の債権者、買主、賃借人と話し合いの後、裁量権の行使を検討するという。
プロジェクトは2008年に始まり世界的な金融危機後の2009年、2012年など3回延期されたが、2013年に再開しタワーは32階に達している。元々ゴールドタワーはヨン・ウーとハンニルエンジニアリング建設の2つの建設会社がオーナーだったが、企業間紛争が起こり、韓国商事仲裁委員会によって2012年、ハンニルエンジニアリングがヨン・ウーに3000万ドルの補償金を支払うよう命じられた。
国土整備・都市化・建設省によると、ヨン・ウーのダイレクターからは、2月の工事再開に向けて12月上旬に政府へ公式に申し出ており、ヨン・ウーが建設を監督し、資金は別の韓国企業である大韓不動産から賄われる。
なお、受付期間内に申し立てをしなかった原告は、権利を放棄したものと見なすと顧問弁護士は述べている。