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  • 経済
  • 2025年2月11日
  • カンボジアニュース

カンボジアの外貨準備高が225億ドルに到達、NBC総裁が発表[経済]

カンボジア国立銀行(NBC)のチア・セレイ総裁は土曜日、同国の外貨準備高が昨年225億ドルに達し、2023年と比較して12.6%の増加を記録したと発表した。

2024年の成果を振り返り、それを広めるとともに、2025年の優先課題を示す年次会議の場で、チア総裁は低インフレ率の維持、マクロ経済の安定確保、国際準備金の効果的な管理に成功したことを強調した。

開会式で同総裁は、2023年の燃料価格と食料価格の低下により、カンボジアの昨年の平均インフレ率は0.8%となったことを指摘しつつ、「その他の財やサービスの価格は緩やかに上昇した」と述べた。

また、低水準のインフレ率はNBCによる金融政策の成果だと主張し、世界経済の不確実性が続く中でも、特に衣料品の輸出の大幅な増加と観光業の安定した回復により、2024年には6%の経済成長を達成したと指摘した。

銀行システムについては、信用成長が需要と供給の両面からの要因により減速したことを報告した。

同総裁は、「需要面では、建設、不動産、観光、卸売・小売といった部門の回復が緩やかであり、借入需要が減少する一方、供給面では銀行や金融機関が地域および世界経済の高い不確実性を背景に、融資の提供に慎重になった」と述べ、「それにもかかわらず、預金は16.3%の高い成長率を維持しており、堅実な資本基盤と高い流動性に支えられていることから、カンボジアの銀行システムは依然として強靭であり、高い信頼を得ている」と付け加えた。

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