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カンボジアの食品・飲料加工業界の中小中堅企業(SME)の数が顕著に増加している。クメールタイムズ紙が報じた。
カンボジアは農業原材料が豊富であり、これが多くの新しいSMEがこのセクターに進出する要因となっていると、カンボジア中小企業協会連合会(FASMEC)のタン・ポア会長は述べている。
計画省の報告書によると、現在、カンボジアには約70万存在するとされるSMEのうち、9割は非公式経済(インフォーマルセクター)であるというが、これらはカンボジアの社会経済発展において重要な役割を果たしている。
産業・科学・技術・イノベーション省国務長官は、食品加工分野における新しいSMEの登録の増加を指摘し、「食品加工企業、特に中小企業にとってのデジタル変革は避けられない過程である」と述べた。
資金へのアクセスの制限、ビジネス管理の高度なスキル、生産チェーンの革新など、生産の拡大には課題も存在しており、タン・ポア会長は、SMEに対する農産物の生産プロセスのサポートについて、フン・マネット首相率いる新政権に期待しているという。
新政権は2023年に即座に開始される6つの優先政策プログラムを発表しており、その中には正式な社会保護制度の恩恵を受けるための非公式経済発展戦略の策定と実施の加速が含まれている。