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カンボジアの外貨準備高は、今年の前半で184億ドルに達した。クメールタイムズ紙が報じた。
カンボジア国立銀行(NBC)の上期報告書によれば、2023年上半期の外貨準備は昨年末の178億ドルから3.2%増加した。
同報告書では、特に観光業と農業部門の好調さにより、カンボジア経済が2023年上半期に成長を遂げたことを指摘している。
また、建設部門の若干の回復も指摘されているが、外需の低迷により製造業部門の弱さが示されている。
NBCは、今後も中国、韓国、日本、欧州の主要国際金融機関が発行するグリーンボンドなどを増やし、ESG投資に焦点を当てると発表した。
カンボジアの外貨準備高は、2019年に188億ドル、2020年に213億ドル、2021年に203億ドルと推移している。
なお、インフレ率は2022年後半の4.1%から今年前半の1.2%に下落したとの観察結果も報告されている。