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  • 経済
  • 2020年11月5日
  • カンボジアニュース

カンポットペッパー総耕作面積4割を占める農家が生産停止 カンボジア[経済]


(c)Phnom Penh Post

 カンポットペッパープロモーション協会(KPPA)のグオン・レイ会長によると、カンポットペッパーのブランド名を持つコショウの生産を止める農家も出てきている。プノンペンポストが報じた。

 主にカンポット州カンポントラック地区とケップ州で栽培されており、2010年に地理的表示(GI)認証を授与されてからは、さらなる成長を遂げている。

 しかし、メンテナンス技術の欠如によるツルの枯れなどの理由により、会員447世帯のうち68世帯が生産を止めており、これは総耕作面積の40%(290ヘクタール)を占めるという。 

 現在は生産量が世界の年間需要70トンを100トン以上上回っていることから、会員の減少による国際市場への供給に与える影響を小さいと指摘している。

 同氏によると、今年10月末の時点で約50トンの商品が販売されたが、約100トンの在庫が残っており、昨年も収穫された120トンのうち78トンのカンポットペッパーが輸出された。
 
 農林水産省によると、9月末の時点で4121トン以上のコショウ製品を輸出し、前年比21%以上増加するなか、欧米市場が主要な輸出先のカンポットペッパーは、今後韓国や日本、香港、台湾にもより多く輸出しようと計画しているという。

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