(c)Phnom Penh Post
カンボジア政府は経済成長の足がかりにするために、韓国投資家に対し、電子部品工場を誘致することに注力している。プノンペンポストが報じた。
米中貿易摩擦が過熱するなか、多くの韓国企業が中国からカンボジアやベトナム、タイ、マレーシア等のASEAN諸国に生産拠点を移転している。
在韓カンボジア大使は、「韓国投資家の誘致に成功すれば、雇用創出と経済成長の後押し、国際的な競争力を高められる」と述べた。
また、在韓カンボジア大使は、「ベトナムはLGやサムスンといった韓国の大企業のホスト国となっている。私が今進めているのはカンボジアに大企業を誘致し、電子部品の生産を我が国で行うことだ」と付け加えた。
韓国とのFTA交渉は先月始まっており、商業省の広報官は、「米国やヨーロッパ市場ほど大きくないが、韓国はアジアにおける最大の貿易相手国の一つである」と述べている。
カンボジアと韓国間の2019年の貿易額は、2018年の7億5600万ドルから36%増の10億ドルに達し、その内訳は輸出額が3億3500万ドル、輸入額が6億9600万ドルとなっている。