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不動産会社CBREによると、不動産売却価格と賃料は第1四半期の流れを継続して下落している。特に、商業スペースの賃料は近年最大の下落となった。リアルエステートドットコムが報じた。
【コンドミニアムの販売と賃料について】
第1四半期のコンドミニアムの販売価格は高価格帯と中価格帯それぞれで0.5%、1.5%の下落がみられたが、低価格帯では0.3%の上昇をみせた。
第2四半期ではコンドミニアムの販売価格は高価格帯で4%、中価格帯で4.6%の下落をみせ、1平方メートルあたりの単価はそれぞれ3200ドル、2600ドルが上限となるも、低価格帯では1平方メートルあたり1550ドルと堅調に推移した。
第2四半期のコンドミニアムの賃料は第1四半期に見られた下落傾向が継続しており、高価格帯、中価格帯においてそれぞれ前期比7.25%、5.7%の下落となる。
【商業スペースの賃料】
第1四半期は小売業の売上高低迷により、相場賃料は10.5%程下落しており、ここ4年間で最大の下げ幅となった。
第2四半期の賃料はショッピングモールで11.7%、商業施設では2.48%の下落をみせている。
【オフィス賃料】
第1四半期はオフィス賃料は、テナント側と大家の間で熾烈な争いが繰り広げられたが、第2四半期は新規オフィスビルの参入が相次ぎ、さらに競争を激化させている。
第2四半期のオフィス賃料は、中心商業地区とそれ以外の地域におけるグレードBの物件は、それぞれ3.14%、2.89%の下落をみせたが、グレードCはそれぞれ8%、4.5%の上昇をみせた。