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医薬品の国内大手メーカーであるファーマ・プロダクト・マニュファクチャリング(PPM)は19、鎮痛剤の需要の増加を受けて輸出の拡大を検討している。クメールタイムズが報じた。
同社は、国際的な規制や安全基準に準拠し、幅広い抗生物質や鎮痛薬、高品質の家族用医薬品を製造しており、現在、主にベトナムとラオスに参入することを検討している。
「キナール(Kinal)」という商品名の鎮痛剤は、特にフランス語圏のアフリカ諸国とヨーロッパで堅調に売り上げており、需要の増加に伴い生産チェーンも拡大しているという。
同社ダイレクターのハイ・リーエン博士は、「カンボジアには医薬品を製造している会社はわずか5、6社であり、約400社が医薬品を輸入している。製薬産業は依然として輸入に大きく依存しており、売上の約90%を占めている」と述べた。
同氏は、今年、カンボジアは医薬品の輸入額は約3億ドルに達すると予測している。
カンボジアは9月、医薬品や医療機器の展示会「Cambodia Phar-med 2020」を開催し、多くの外国の製薬会社と医療機器メーカーが、カンボジアの市場への参入に関心を示した。
台湾医療・バイオテクノロジー工業協会(TMBIA)のフランシス・ホン会長は、「カンボジアの経済が成長している今、カンボジア市場に参入する良い時期だ」と述べ、台湾から医療会社6社の率いて展示会に参加した。
すでに国内2社のディストリビューターよって販売しているというバングラデシュの製薬会社、ポピュラーファーマシューティカル社のビジネスコーディネーターは、「カンボジアでより多くの販売代理店を探している」と述べた。
10月にリリースされた報告書によると、世界のトップ100の医薬品グループのうち79社がASEANに存在しており、特にシンガポールやタイ、マレーシアにある製薬会社が、国際製薬グループとの間で製造業者としての契約しているという。