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世界的な決済技術を提供するVisaは、カンボジアは今後7年間でキャッシュレス決済が劇的に増加するというレポートを発表した。クメールタイムズ紙が報じた。
このレポートによると、カンボジアにおいて、2017年のVisaカードによる購入額の合計が、前年同期比で43%増加、取引件数は58%増加した。また、デジタル決済が現金に比べて人気が高まっており、今後7年間で経済は完全にキャッシュレスになるだろうと報告している。
Visaのカントリーマネージャー、チュン・モイカ氏は、「電子決済は、インターネットの普及と技術のノウハウとの関連性が非常に高く、現在のカンボジア人の利用率から考えて、キャッシュレス支払いの急成長を予想している」と述べた。
カンボジア電気通信規制機関(TRC)のデータによると、2018年末までにインターネットユーザー(固定およびモバイル)は1360万人に達している。
この調査では、調査対象者の24%がモバイル決済に興味を持っていると答え、約3分の1が非接触決済に興味を持っていると答えている。チュン氏は、「カンボジア人は10年前と比較して、はるかに技術に精通している」と付け加えた。
Visaが昨年末にさまざまな銀行と提携して開始したQRコードによる決済は、現在は当初の2倍の1320件以上の店舗で導入されているが、調査対象者の3分の1は、QRコードをスキャンして支払いを行うことにも関心を示していることがわかった。
また、この調査で、健康とフィットネス、小売、娯楽、旅行の支払いを、モバイルアプリにより決済する可能性が最も高いカテゴリであることがわかった。