カンボジアの金融部門は堅調な成長を維持してている。プノンペンポスト紙が報じた。
カンボジア国立銀行(NBC)の年次報告書によると、2018年末における全ての銀行とマイクロファイナンス機関の貸付残高総額が245億ドルと前年比19%増、預金総額は221億ドルと前年比15.3%増となった。また、資産総額は400億ドルと前年比19.4%増だった。
同報告書では、金融システムの近代化について、金融インフラと電子決済サービスの改善により効率化され運用コストが削減されたとし、また事業活動や投資活動の増加にも貢献したと評価した。
アクレダ銀行のイン・チャンニー頭取は、融資残高の成長率について評価し、「カンボジアはリスクを管理し安定した経済成長を促進するために適切な金融政策を導入している。様々なリスクや銀行業界に対する懸念は、NBCによって十分に管理されている」と述べた。
現在、カンボジアには商業銀行43行、専門銀行14行、マイクロファイナンス預金受入機関7機関を含む、80のマイクロファイナンス機関がある。