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CBREのレポートによると、プノンペンのコンドミニアムは8つのプロジェクトが竣工し、2018年第4四半期に2234戸が供給され、約19%が増加した。
このうち、中間価格帯の物件では、イーストビュー、スカイ31、ザ・ビューなどのプロジェクトで総供給量の4割以上を占める。また、低価格帯の物件は78%がセンソック区に集中し、センソック区で竣工したセンソックタウンⅢ(468戸)は、総供給量の約2割を占める。
一方、同期には6つの新しいコンドミニアムプロジェクトが立ち上がり、これらの総供給量は合計で約2000戸となる。このうち、中間価格帯が1232戸と多くを占め、建設場所はドーンペン区、チョロイチャンバー区、ミーンチェイ区と様々だ。
販売価格は比較的横ばいで推移しており、四半期ベースでの平均上昇調整は全体で1%未満に留まっている。年間ベースでは、高価格帯は1.5%の上昇、中間価格はわずかな低下、低価格帯は8.4%上昇している。
CBREカンボジアのダイレクターのアン・ソティダ氏は、「これまでのところ新規供給に伴う稼働率のに目立った影響はみられないが、今後はコンドミニアム供給は中間価格帯以上の物件では過剰飽和が懸念される」と述べた。
12月に、国土整備・都市化・建設省は、2018年の建設が承認されたプロジェクト数が19%減少したと報告しており、投資総額は2017年の64億ドルから52億ドルに減少した。