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  • 経済
  • 2018年7月1日
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カンボジア農村開発銀行 需要高の香り米の栽培を促進[経済]

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(c)Khmer Times

 外国からの高い需要によりコメ価格が高騰する中、政府は昨年カンボジアで最高のコメと名付けられた「センクロオブ(Sen Kro Ob)」などの香り米を栽培するよう農家に促している。クメールタイムズ紙が報じた。

 昨年11月、農林水産省はセンクロオブの新たな種苗を全国30の農村と協力して試験し、フィードバックが肯定的であれば、2018年末までに農家に配布することを計画している。これは新しい公式香り米の一種となる。

 農村開発銀行のカオ・タッチCEOは、「多くの輸出業者がセンクロオブの海外販売を要求するなど需要は最近上昇したが、供給はまだ限られている。農業界は安定した市場を供給できるセンクロオブの栽培を考慮する必要がある」と述べた。

 同国の主要なコメ輸出業者の1つであるエムルライス(Amru Rice)の代表は、「センクロオブは白米と比較すると需要が高く、価格が高いことがわかる。最近特に中国やヨーロッパで需要が急増した」と語った。現在、センクロオブは1キログラム当たり1400リエル(0.35ドル)で販売されている。この値段は2016年と比べると500リエル上昇した。

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