(c)Phnom Penh Post
配車サービス大手のグラブは、競合他社であるウーバーから、カンボジアを含む東南アジア事業を取得した。ウーバーは、27.5%のグラブの株式を取得した。プノンペンポスト紙が報じた。
グラブ・カンボジアの現地代表は、「カンボジアでのウーバーのサービスは、2週間の移行期間で、従業員とドライバーをグラブのプラットフォームに異動する」と述べた。
2012年に、マレーシアに設立されたグラブは、現在東南アジア8か国で事業を展開しており、ウーバーがカンボジアで展開を始めた3か月後の、12月にプノンペンでサービスが開始された。
グラブ・カンボジアの現地代表は、「ウーバーの従業員は、グラブに参加する提案を受けるだろう。ウーバーの乗客やドライバーがグラブプラットフォームに移動すると、グラブ利用者が増えるため、仕事は増え、待ち時間は短くなり、最終的にドライバーはより稼げるようになるだろう」と述べた。
パスアップ(PassApp)やエクスネット(ExNet)のような、地元のスタートアップは、ウーバーやグラブよりも低い価格での提供をこれまで可能だったが、グラブの価格が下がるにつれ、圧迫される可能性がある。
また、グラブは、食品配送サービスをカンボジアを含む東南アジアでの展開すると発表した。地元の企業が展開している食品配送サービスも、近い将来グラブが圧迫する恐れがある。