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鉱工・エネルギー省のスイ・サエム大臣は3月7日、中国と豪州のベンチャー企業に、アプサラ沖合油田のブロックDの実現可能性調査の許可を与えた。クメールタイムズ紙が報じた。
同省石油局の責任者は、「これは石油抽出への第一歩に過ぎず、交渉は現在進行中だ。このエリアの権利は、別の投資家が所有していたが、石油価格の急落する中で要件不備によりライセンスを取り消した。現在は、新たな投資家がブロックDの交渉を要求している。カンボジアの採掘産業は、中国や豪州などの企業も興味を示している」と話す。
シンガポールの石油・ガス会社でブロックAを運営するクリス・エナジー社は昨年10月、アプサラ油田開発の第一段階を進める最終決定がなされたとして、2019年に石油の生産を開始することを発表した。
同氏は、「クリスエナジーの生産能力は、2019年には年間300万トン、2023年には800万トンに拡大する予定だ。またブロックCについては、カンボジア政府は、マレーシアの企業と協定を結んでいるが、交渉は停滞しており4月に会談を再開する」と述べた。
ブロックAについては、2012年までのオイル抽出が予定されていたが、2015年に一度延期され、今回は2019年となっている。