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工業手工芸省の年次報告によると、カンボジアで活動する中小企業(SME)の数が昨年の約4倍に増加した。
2016年末の中小企業者数は3万9141社だったが、昨年末は15万2332社となっている。大幅に増加した理由について同省は、中小企業の追跡方法を変更したためとしている。
同省の担当責任者は、「今年のデータは、一般データだけではなくサブレベルからもデータを収集しており昨年よりも具体的だ」と述べたが、データ収集の詳細は明らかにしなかった。
全国に25の事務所と300人を超える会員数を持つ、カンボジア中小企業協会連合会のタン・ポア会長は、同省の新しい収集方法を「全く知らなかった」と述べ、証拠文書を公開するよう政府に要請した。
また同氏は、「地方分権改革では、中小企業が直面する主な問題に取り組んでいない。市場では不公平な競争があり、税制はバランスがとれていない。加えて輸入製品の自由な市場流入は小規模事業者を傷つけている」と述べている。
同省の正式な年次報告書は3月12日に発表される予定だ。