(c)Phnom Penh Post
先日開催された、技術面における金融包摂の促進を目的とした第4回マクロ経済会議で、 カンボジア国立銀行(NBC)のチア・セレイ総局長は出席者に対し、規制されていない仮想通貨を取り巻く危険性を喚起した。プノンペンポスト紙が報じた。
チア氏によると、NBCは企業の仮想通貨利用を促進する方針をとっていないが、一部の企業はイニシャル・コイン・オファリング(ICO)と呼ばれる方法で資金を調達するためのワークショップを行っているという。
同氏は、「非常にリスクの高い財源であるため、NBCは現時点でいかなる仮想通貨も認可していない。リアルマネーの代わりに仮想通貨を支払いに利用する際は注意が必要である」と述べた。
独立系IT決済コンサルタントであるレイ・リッティ氏は、仮想通貨は数年前に国内に導入されたが、普及には時間がかかっているとしている。
同氏によると、ほとんどの先進国市場において仮想通貨に関する法令がある一方で、カンボジアは未だ仮想通貨のインフラが整っていないという。