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  • 経済
  • 2017年8月23日
  • カンボジアニュース

バベットで大規模な太陽光発電稼働 サンシープ・グループ[経済]

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(c)Khmer Times

 カンボジア初の大規模な太陽光発電プロジェクトはまだ試験段階にあるものの、今月末には完全に稼動する予定だ。クメールタイムズ紙が報じた。

 このプロジェクトはスヴァイリエン州のバベット地域にあり、官民パートナーシップを通じて実施されている。

 鉱工・エネルギー省の担当者は、8月15日から31日にかけてプロジェクトがテストされ、国内の電力網につながる最初の太陽光発電プロジェクトとなるとした。

 同担当者によると、カンボジアには約1万4000の村があり、現在、カンボジア電力公社(EDC)は約1万1000の村に対し電力を供給しており、政府は2020年までに全国の村が電力網にアクセスできるよう計画している。

 アジア開発銀行(ADB)はサンシープ・グループがカンボジア初の大規模太陽光発電所の建設のための920万ドルを融資する

 4月にADBが提出した報告書によると、この操業開始予定の太陽光発電システムが完成すれば、10メガワットの電力が用意され、バベット市の現地のエネルギー需要の約4分の1を満たすことが可能になる。また、このプロジェクトは、年間5500トンの二酸化炭素に相当する温室効果ガス排出量の削減にも役立つという。

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