カンダール州のソバンナプム経済特区(SEZ)では、2020年までの214万平方メートルの敷地の完全完成を前に、今年の10月までに2000万ドルのドライポートと保税蔵置場が設置予定だと見られている。プノンペンポスト紙が報じた。
同SEZの担当責任者は、ドライポートが土地の18万平方メートルを占め、4万平方メートルの保税蔵置場と敷地内には3000個のコンテナを保管できると説明。設備は輸出・輸入のワンストップサービスを提供し、農業倉庫のハブとしても機能すると加えた。
現在、ドライポートと保税蔵置場の建設のうち85%は完成しており、タイ系のソバンナプム・インベストメント社が2020年の完成までに5600万ドルの予算を投じる。
また、電気および水道への安価なアクセスだけでなく、24時間のセキュリティサービス、廃棄物の収集および処分のサービスも提供するという。
カンボジア最大のコメ輸出企業の一つであるエムルライスCEOも、カンダール州のメコン川におけるドライポートの増加は、カンボジアの農業品の保存に有効な役割を果たすと発言。カンボジアには好アクセスで物流コストを抑えられる便利な場所が必要だと述べた。