(c)Cambodia Daily
ティエンルイグループ(天瑞集団、Tian Rui Group)の子会社、ティエンルイ農業協力経済特区は6月30日、農業の加工と貯蔵に特化した国内初の経済特区(SEZ)の開発に向けて、山東省のDe Zhou Zhong Groupと20億ドルの投資覚書(MOU)を締結したと発表した。プノンペンポスト紙が報じた。
農林水産省のヴェイン・サコン大臣は7月3日、「ティエンルイ農業特区は、建設開始前に5~10年で30から100社の投資家が必要だ。20億ドルは農業特区にとって巨額であり、近隣諸国に比べて潜在的利益の可能性を示す必要がある」と述べた。
ヴェイン大臣によると、ティエンルイ農業特区はその規模を200から100ヘクタールに縮小し、年末までに建設を開始する予定だという。この縮小はプロジェクトの能力ではなく、コンポンスプー州のコン・ピセイ地区の土地確保に起因するという。
また、「輸出障壁を解消するため、農業研究センターと衛生植物検疫所を設置し、農家の生活と農産物の価値を向上させ、中国やEU市場への輸出を増やす」と付け加えた。
ティエンルイ農業特区の責任者は、「De Zhou Zhong Groupは中国最大級の胡椒と唐辛子の輸出業者で、他17社と共にこの農業特区に入居する。彼らは胡椒と唐辛子生産のために2000ヘクタールの土地を開発し、加工工場の建設を行う。我々は冷蔵庫と物流システムの構築にコミットする」と話した。