カンボジアからの新鮮なマンゴーは近隣のタイでも高く評価されており、コンポンスプー州とバッタンバン州北西部から、タイ東部のチャンタブリー県のポンナムロン国境を通って毎日輸出されているが、大規模な輸出を達成するためには依然として対処すべき制約がある。クメールタイムズ紙が報じた。
モン・リティグループの創設者であるモン・リティ氏によると、カンボジアのマンゴー輸出業者は、冷蔵設備や体系的な梱包施設の不足、そして国際的な農業の慣行や農業生産工程管理(GAP)の欠如といった課題に直面しているという。
同氏はまた、地元の栽培者は収穫後の貯蔵施設を所有しておらず、その結果、果実の品質が急速に悪化していると指摘した。同氏は、「タイ、インド、パキスタン、フィリピンなどの大規模生産者は非常に競争力がある。カンボジアのマンゴー栽培者は、収穫後の品質が悪いため、マンゴーのマーケティングや輸出に大きな困難に直面している」と語る。
しかし、カンボジアのマンゴー栽培者には光も見えている。韓国のヒュンダイコーポレーションの現地法人は、マンゴーや他の果物の加工物流センターを開発するために400万ドルの資金を投じている。