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  • 2017年5月6日
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カンボジア精米業者への緊急融資が不調 農村開発銀行[経済]

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(c)Khmer Times

 穀物の価格を安定させるための2700万ドルの緊急融資資金の4分の1も融資されていない。クメールタイムズ紙が報じた。

 政府は昨年、価格の暴落が発生した後、精米業者が農家から脱穀前のコメを購入するために、農村開発銀行(RDB)に1キログラムあたり840リエル($0.21)の融資するよう指示した

 RDBを通じてカンボジアコメ協会(CRF)に融資を行い、財団が保証人の役割を果たした。

 CRFは、申請者を審査し、干ばつの後にベトナムから流入したコメとの競争に直面していた精米業者に手を差し伸べ、コメは輸出用に処理されたが、カンボジアの精米の輸出は、2015年に比べて昨年の0.7倍にとどまった。

 RDBのカオ・タッチ氏は、「5人の精米業者が総額500万ドル近くのローンを申請した。世界のコメ価格の下落に伴い、資本力があっても買わないのかもしれない」と述べた。年利7%だった。

 しかし、昨年に農林水産省ヴェイン・サコン大臣が、民間セクターとの会合で、国内の精米業者について苦言を呈したことがあり、「コメ産業が現在抱えている問題は外部的なものではないと考える。精米業者がコメ農家を真剣に支える気がない」と述べている。

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