(c)Phnom Penh Post
米国ゼネラル・エレクトリック(GE)は4月26日、日系企業東芝の子会社東芝プラントシステムによって建設中であるプレアシアヌーク州の新しい石炭火力発電所に主要発電設備を販売する契約を結んだと発表した。プノンペンポスト紙が報じた。
東芝プラントシステムは今年3月、マレーシア系エネルギー会社カンボジアン・エネルギーII社(CEL2)から135メガワットの同発電所の建設を受注し、2019年後半に完成予定だ。GEは、ボイラー、静電集塵器、蒸気タービン発電システムを納入するという。
GEの担当幹部によると、「今回の契約はカンボジア初で、同地域の拡大の一環である。CEL2プラントは、エネルギー需要を持つ他の新興市場向けの優れたショーケースとなるだろう」と話す。
カンボジア電力公社(EDC)のディレクターは、「カンボジアのような急速な成長を遂げている国は、2019年までに供給が不足する可能性があり、政府は速やかにエネルギー投資を推進する必要がある」と述べた。
一方GEは同日、石炭火力発電所の汚染チェックのため、鉱工・エネルギー省との間で炭素排出量の監視技術導入についての覚書も締結している。