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10日、フン・セン首相は、国家を悩ませているコメの部門を援助するためにより多くのことを行うよう促し、公的機関と民間企業に対し、気候変動に耐えうる産出量が高いコメの品種開発、より多くの輸出市場の開拓などを呼びかけた。クメール・タイムズ紙が報じた。
首相によると、カンボジアの精製されたコメの輸出は、国際市場で困難に直面しており、300万トンを超える在庫があるという。
首相は、業者に対して高品質のカンボジアのコメに低品質なコメと混ぜないように警告し、「コメの品質を維持することは、輸出市場を失わないようにするために優先事項でなければならない」とした。
また、極端な気候現象にも耐えることができるような収穫量が多い新しい品種の開発に向けて、官民が協力するよう呼びかけた。さらに、輸出市場を新たに求めるうえで「輸出拡大のための確立された市場と新しい市場の両方には余裕がある」と述べ、「カンボジアのコメの生産、包装、マーケティングにも改善の余地がある」と続けた。
カンボジアのコメの輸出は、2015年と比較すると昨年は残念ながら0.7%しか成長を見せず、1月に発表された政府統計によれば、2014年以来最低だった。