カンボジア政府は、賃貸住宅に住む工場労働者と学生に対して水道と電気料金を標準化する構えだ。クメールタイムズ紙が報じた。
今月5日、フン・セン首相は家主が借り主である労働者や学生に対し、光熱水費の料金を設定できなくすると発言。多くの学生と衣服業労働者は安い賃貸住宅に住んでいるが、家主は本来の水や電気の料金よりも高額な単価を設定し、実際よりも多額の光熱水費を支払わされている。
「家主はよく彼ら自身の希望価格を設定する。我々は労働者らの支払額を削減し援助していく」とフンセン首相は発言。1キロワットにつき610リエル(0.15ドル)の料金設定であるにもかかわらず、家主らは時に1000リエル以上に単価設定していると指摘する。
更には、チョム・プラシット工業手工芸大臣は、同省は賃貸住宅に住む120万人の労働者と学生に対する水の供給を厳重に監視していくとし、労働者や学生を保護する動きを見せている。