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カンボジア縫製業協会(GMAC)のワン・ソウ・イエン会長は先週、商業省と国際労働機関との会談の中で、投資家が縫製業の将来を懸念していると語った。
同氏によると、投資家の大部分は、カンボジアの縫製業が今後3〜5年間、どのように発展するか予測できないことを心配しており、特に懸念されるのは、頻繁に上昇する賃金、政治的安定、輸出手続きだという。
商業省によると、縫製品の輸出額は2016年、7億6,600万ドルに達したが、昨年に比べて10%減少し、輸出税のコスト変動が問題となっている。また、 カンボジアの縫製品は主にEU、カナダ、日本に輸出されているが、米国への輸出減少が心配されている。加えて商業省の広報担当官は、「すべての国が技能と生産性の向上に伴い労働者の給与を上げており、最低賃金は引き続き上昇するだろう」と述べた。
産業界の専門家は、カンボジアの縫製業から撤退し、中・高度技術分野への参入を政府に呼びかけている。物流会社ケリー・ワールドブリッジ・ロジスティクスのCOOは「複雑な製造業に対応するため、労働者には複数の技術が必要とされる。技能訓練への投資が必要だ」と述べた。