カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

  • 経済
  • 2017年3月29日
  • カンボジアニュース

農薬の使用と販売規制へ動き出す カンボジア農林水産省[経済]

news_201703303
(c)Phnom Penh Post

 農林水産省は、消費者の健康と輸出のため、作物の収穫量を向上させるための生物農薬(biological control agents=BCA)の使用と売買に関する取り決めを進めている。プノンペンポスト紙が報じた。

 生物農薬とは、植物病原微生物や昆虫病原微生物などの有害生物の防除に利用される生物的防除資材。

 農林水産省の高官は、「BCAは苦しい農業の助けになっていたが、過剰に使用することによって土壌がダメージを受け、生産性が低下している。農業生産性を向上させ、作物の回復力を補完する必要があり、政府は農産物の輸出規制に対応しなければならない」と述べた。

 最近の事例では、コメに対する農薬トリシクラゾールの使用をやめなければ、欧州委員会が欧州連合(EU)への米の輸出を阻む可能性がある。

 地元の専門家によると、「カンボジアの農民や農薬の販売業者は、作物に薬品を使用すれば使用するほど収穫量が向上すると信じている」と語る。

関連記事
経済
カンボジア、米輸出収益が15億ドルに到達 – アジアと欧州市場でのシェア拡大[経済]
(08日)
経済
ツバメの巣とドリアン、GAP基準に準拠しカンボジアから中国へ[経済]
(10月29日)
経済
カンボジア、カシューナッツ栽培面積で世界第3位に[経済]
(10月28日)
経済
カンボジアのアパレル輸出競争力、米国市場でのシェア拡大の鍵はコストと信頼性[経済]
(10月25日)
経済
カンボジア、輸出多様化の鍵は製造業の強化と高付加価値製品への移行[経済]
(10月17日)
経済
2024年第3四半期までのカンボジア・中国貿易、111億ドルを突破[経済]
(10月14日)
あわせて読みたい
特集
観光の視点から考える対日本マーケット戦略(1/3)
特集
カンボジア農業最前線〜最貧国の零細国家が手にした『神器と信用』が引き起こす農業変革の波〜(4/4)
特集
カンボジア農業最前線〜最貧国の零細国家が手にした『神器と信用』が引き起こす農業変革の波〜(1/4)
経済の最新ニュースランキング
最新ニュース