(c)Phnom Penh Post
プノンペン都知事が金融機関に対し、各行が所有するATMについて、より安全なセキュリティ対策を講ずるよう要請した。プノンペンポスト紙が報じた。
知事は機械のセキュリティ向上の対策において、銀行とマイクロファイナンス機関(MFI)との協力を望んでいる。
プノンペンでは、土曜日にカナディア銀行のATMが爆破される事件や、去年の8月にはATMを出ようとした男性が強盗に2度の発砲を受け、重体に見舞われた事件などが発生している。
知事は金融機関に対し、安全な場所でのATMの設置、セキュリティカメラや警備員の配置を提案したが、銀行側は既にATMネットワークの安全性とセキュリティに十分な対策が講じられていると主張。警備員の雇用はコストがかかるため難色を示した。
カンボジア最大のアクレダ銀行のCEOのイン・チャンニー氏は、金融業者が政府にお金を出し、政府がATMを保護するべきだと提案。ATMは非常に便利で多く利用されており、機械を撤去するよりもセキュリティ能力を向上する方法を見つけるべきだと指摘している。
カンボジア国立銀行の数字によれば、カンボジアには 2015 年末の時点で1118機のATM があるという。