(c)Khmer Times
国の通貨であるリエルには、偽造を極めて困難にする洗練されたセキュリティ機能が埋め込まれている。クメールタイムズ紙は報じた。
店員は疑いもなく偽札を受け取り、それを釣りとして別の者へ渡し、また受け取った者も何も知らずに使用してしまうことで市中に流通している。
カンボジア国立銀行の現金担当部長は、「100ドル紙幣が最も多く偽造されている。預金または交換のために提示された偽造紙幣は、補償なしに押収されるものだと法律は定められており、我々にできることは何もない」と言う。
マイクロファイナンス機関(MFI)と市中銀行は、NBCにある偽造検出装置による分析に頼っており、金融機関がNBCに紙幣を持ってきた際に偽物を発見するという。
リエルはドルより額面が低いという特徴があり、国立銀行はこの特徴は偽リエルの製造を減らすことにつながると主張する。またリエルに対して、セキュリティ強化して偽造防止に取り組んでいる。
自国通貨リエルによる銀行預金は増加しているものの、完全に不正防止できず、最も流通している1万リエルの紙幣が頻繁に偽造されているとNBCは指摘している。