カンボジア国立銀行(中央銀行)の報告書によると、カンボジアへの外国直接投資(FDI)は昨年比25%増の21億5000万ドルで、ほとんどが金融・製造業向けだったという。クメールタイムズ紙が報じた。
報告書によれば、各業種ごとのFDIの金額は、銀行業5億3900万ドル、製造業3億9000万ドル、不動産業3億7000万ドル、農業2億3300万ドル、ホテルレストラン業2億2800万ドル、鉱業1900万ドル、IT産業1500万ドル、電気産業1500万ドル、その他の分野に2億7800万ドルだった。
また金融機関、特に銀行への資金流入が、金融機関の資本準備金の増加により約5%増加し、銀行の貸付残高は前年比18.3%増の176億ドル、預金残高は20.7%増の154億ドルとなり、銀行は引き続き堅調に推移し、持続的かつ包括的な経済活動の成長に寄与すると指摘されている。しかし、製造業においては、マクロ経済的要因により2015年より約13.7%減少した。