(c)Phnom Penh Post
米国大統領選挙前夜の11月7日、為替レートは1ドル4082リエルであった。11日時点ではリエルに対してドルが2.2%値下がりで1ドル3992リエルであった。プノンペンポスト紙が報じた。
アクレダ銀行のイン・チャンニーCEOは、「この結果は、米国大統領選挙の結果と関連していると思うが、カンボジアのリエルは安定している。リエルはドルよりも安全な投資だと思うし、それは国内金融機関の姿勢にも反映されている」と述べた。
ある経済専門家は、「十分なデータがないため確かなことは言えないが、リエルの値上がりは外部要因と内部要因がある。外部要因としてトランプ氏の勝利によって米ドルが値下がりしたこと。内部要因としてカンボジアの農業セクターが収穫期であること。農村地域では農業製品を購入するためのリエルが必要とされているためだ。地方では、ドルではなくリエルで経済が動いている」と述べた。