銀行を窓口として保険商品を販売するバンカシュアランスサービスが、カンボジアの保険産業を大きく成長させる可能性があると、マニュライフ生命保険のロバート・エリオットCEOが語った。プノンペンポスト紙が報じた。
エリオット氏は2日、プノンペンで開催されたパネルディスカッションで、「カンボジアの高いGDP成長率と中間所得層の増加により、人々は長期的視野で物事を考え始めた。バンカシュアランスは保険業者にとっては新しい顧客基盤であり、銀行利用者にとっては保険商品の購入がより容易になる」と述べた。
同氏によれば、カンボジアでのバンカシュアランスは、他国で行われている一般的なスタイルとは異なり、銀行が顧客を保険業者へ紹介し、手数料を取るモデルだという。
フォルテ保険の責任者は、「例えば住宅関係の保険オプションが住宅ローンとひとまとめになっているなど、他国では一般的に、保険商品が銀行のサービスと共に一括販売(バンドル)されている」と説明する。
アクレダ銀行のシニア・バイスプレジデントによれば、「バンドルでの販売はまだ許可が下りておらず、銀行ができることは顧客への保険商品の紹介に留まっている」という。