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  • 経済
  • 2016年10月31日
  • カンボジアニュース

ゴム国際価格に回復の兆しも、資本投資回収には忍耐が必要[経済]

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(c)Phnom Penh Post

 ゴム国際価格が中国でのわずかな需要増加により、ゆっくりと上昇している。プノンペンポスト紙が報じた。

 ゴムのプランテーション事業も行うソクフィン・カンボジアのゼネラルマネージャーは、「約8000万ドルの投資をして6,7年前に植えたゴムの木が、現在収穫時期を迎えている。しかし、価格と需要の状況が良くないため、期待していたうちの半分程度の規模しか収穫していない」と話す。

 同氏によれば、一般的なビジネスモデルでは1ヘクタールあたり2トンの樹液を収穫できるが、現状では1.2~1.5トンにとどまっている。

 その一方で、「ゴムのプランテーションは長期的投資であり、投資家は辛抱強く価格上昇を待つ必要がある。2018年には価格が急上昇するだろう。トンあたり2000~2500ドルに価格が到達する頃が、わが社が利益を望める頃合いだ」と話した。

 カンボジア農林水産省のゴム部門副責任者は、「今年の価格は、近年の中で最も良い。2011年から2015年末まで価格は減少し続けたが、最近になって上昇しており、今後も堅調に伸びていくだろう」と語った。

 同氏によれば、ゴム国際価格は今年始めのトンあたり1100ドルから、9月には1450ドルまで上昇、現在は1580ドルだ。

 カンボジア国内の40万ヘクタールでゴムのプランテーションが行われており、うち13万ヘクタールが既に収穫時期になっている。

 カンボジアゴム協会のメン・ソピアック副会長は、「国際価格は来年にも2000ドルに達するだろうが、大規模プランテーション事業はまだ資本コストを回収するまでに至らないだろう」と話している。

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