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マレーシア系通信大手アクシアタグループが、カンボジアの通信キャリアであるスマートの持ち株を譲渡することを検討している。通信インフラ拡大や将来的利益のために資本の自由度を上げることが目的。
現在、アクシアタグループはスマート株の92.5%にあたる750万株を所持している。
同グループのCFOによれば、そのうち最大40%を戦略的投資家らへ売却する可能性がある。同氏は、「今回の株式売却はあくまで事業拡大の資金調達の手段として検討されている」と強調した。また、カンボジアの小規模通信会社qp(キューピー)の買収も検討しているという。
スマートはグループの中でも成長率が高く、今年上半期には前年比22%増額の1億2200万ドルの歳入を計上し、資本支出は約3500万ドルだった。
同CEOはスマートについて、「市場占有率は57%で、加入者は300万人にものぼる。スマートには10億ドルの価値があり、他ベンチャーにも同様の成果があればいいと思う」と話した。