カンボジア経済財務省によると、中国輸出信用保険公司(SINOSURE)が、カンボジア保険市場への参入を交渉中だと発表した。SINOSUREの王毅総裁が先週、オーン・ポーンモニロット財務大臣と会談したと述べている。
SINOSUREは、公的輸出信用機関として、中国企業に対する輸出保険の供与及び中国国内のインフラプロジェクトに対する信用補完を担っている。同社のウェブサイトによると、2001年に設立し、資本金2.1兆ドル、輸出及び国内の貿易や投資をサポートしているという。
フォルテ保険(カンボジア)のマネージングダイレクターは、「このニュースをプラスに捉えており、自社でも過去3年間に渡り信用保険を提供してきたが、まだ広く知られておらず、SINOSUREの参入は市場の人気を高めることになる」と述べた。
現在カンボジアには、7社の一般的な保険会社と3社の生命保険会社があり、カンボジアの保険協会(IAC)は、2016年上半期の保険料総収入を前年度比37%増の5600万ドルと発表した。