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農産加工業のコングルマリットであるモン・リティグループからの今年上半期の粗パーム油(CPO)輸出量が、昨年同期6000メータートンから116%増加の1万3000メータートンに到達した。また、同グループの今年上半期のCPO輸出額は750万ドルで、昨年同期は350万ドルだった。
モン・リティグループはカンボジア唯一のCPO生産企業で、2002年からパーム油製品を輸出している。同社営業部門の責任者によれば、総輸出量のうち40%はマレーシア、30%はスイスへ輸出されている。
同氏は、「1メータートンあたり1000ドルだったのが最近では590~600ドルと市場価格が急落しているのが心配だ」と指摘しているが、価格低下の一方で、モン・リティグループのCPO供給にはまだ高い需要があるという。
モン・リティグループのCPO工場はタイ系企業TCCグループとの合弁事業で、国内消費と輸出向けのパーム原油を産出するカンボジア唯一の工場である。